ただいま!

グリーンガーネットへの純粋じゃない愛情に深く沈んだまま

いのちのうた先行放送を終えて

真剣に語ってますので、いつもの感じのブログが読みたい方は飛ばして下さい。

いのちのうた先行放送を見て改めて平和とか戦争などについて考えたり放送内で触れられなかった内容を追加しています。

放送内容に軽く触れています。

歌部分の感想はありませんが、見たくない方はすぐに戻って下さい。

全国放送分を見てからこのブログを見て下さい。

自衛をして下さい、よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日8月9日に中国地方先行放送された『いのちのうた』がありました。先行放送地域である中国地方広島市在住なので、先行放送リアタイで楽しめました。

 

先に書かせていただきますが、広島市民であるので長崎については詳しくないのでこのブログでは触れないことにします。

長崎は旅行で行ったことはありますがあまり詳しくないので、調べた資料だけで書きたくないんです、失礼になってはいけないことがあっては申し訳ないので触れていません。

広島については生まれてから在住しているということで書いています。

 

番組は650形の現在も運行をしている被爆電車に乗ってからスタート、この電車は実際に今でも日常的に運行されていますので、タイミングが良ければ同じ電車に乗ることが出来ます。成亮が乗っていたのは今でも走ってますね、651は通勤で時々乗ることがあります。

実は原爆が広島に投下された3日後には運行を再開(西広島から天満町間ですが実際に歩くとかなり距離があります)をしていたという過去があり、広島の人々を勇気づけたと言われています。さらに原爆投下から4年後にはほぼ全面復旧を果たしています。

この番組でロケをするなら広島電鉄のことを扱ってほしかった、少しでもいいから扱ってほしかったと願っていたので嬉しかったです。

街は当時とは大きく変わっていますが、こうして今でも電車が変わらずに走っている。このブログを見て広島の路面電車に乗ったことが無い方がいらっしゃったら、機会があれば乗ってもらえたらなと思います。

 

平和公園内のロケもありましたね。

訪れるであろう慰霊碑は自分の中で候補がありましたが、原爆をテーマにした詩の中で有名な作品の1つで選ばれたのかなと思いました。

この慰霊碑は平和記念資料館東館周辺にあります、いくつか慰霊碑がありますがあの詩が刻まれていますのですぐに分かると思います。

放送を見て調べたのですが、碑面はご自宅のあった方向を向けられているそうです。

放送内で出て来ましたが、平和公園以外にもこうして被爆建物や慰霊碑が広島市内には多くあります。

平和アパート*1や川沿いで座ってたベンチは公園外ですね。

 

それと、原爆死没者慰霊碑原爆ドームの周辺でもロケが行われていました。

原爆ドームはコンサートが行われるグリーンアリーナからも近いので、ぜひ行ってみて下さい、電停からすぐです。周りを1周しても時間はかかりません。

原爆ドームを初めて見るという県外の友人を連れていくことがあるんですが「あ、教科書と一緒」って大抵の人は言います。

それで私はいいかなと思います、それだけに残っているっていう建物なんです。教科書で見たのが10年以上前でも覚えてる写真ってなかなかないと思います、そこから知識を広げていけばいいかなと。

 

平和公園にしても原爆ドームにしても、ガチガチに知識を得てから行かないといけないという場所ではないと個人的に考えています。

広島にはコンサートでは行くけど、平和公園原爆ドームは行ったことがない方はもっと気軽に来てみて下さい。

市民からすると通勤経路や通学経路、散歩やランニングルートとしている人もいます。少し休憩にとベンチに座ることがあります。なので、日常生活の中に入っている場所なんです。川沿いにはカフェがあったりします。休憩や気分転換がてらジュースでも飲みながら歩いてみて下さい。

公園内には慰霊碑や平和記念資料館、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館*2とありますが、どのような慰霊碑かは説明がありますし、説明が無ければタブレットやスマフォがありますし、分からければその場で調べればいいんです。

行ったからといって、平和や戦争についてものすごく考えないといけないという先入観を捨てて、訪れてみてはいかがでしょうか。

 

ボランティアの方の話がありましたね。

その中で強く感じたのが『次の世代へ伝えること』でした。

すでに亡くなっていますが戦時中は海軍にいたという祖父(父方)がいました。

生きて帰ったので亡くなるまで絶対に、海軍にいた頃の話はしてくれなかった。生きて帰るのが恥ずかしかったという考えがどこかにあったと思っています、最後までどの船に乗っていたのかの記録すらもありませんでした。

このように子や孫に話すのをためらっている人がいるという話も聞きます。思い出したくないという方もいらっしゃるんですよね、友人の祖父(存命)も話してくれないということを聞いたことがあります。

小さいころから平和と戦争を考える機会が身近にある環境にいる。その環境にいるからやらないといけないという気持ちはあります。

近いうちに存命している祖母に話をもっと聞けたらと思っています、話してくれるのであれば。私が伝えれる部分はほんの少しになると思いますが、限りある時間を未来に繋げていけたらいいなと思います。

祖父母達がいたから私がいる、過去と今と未来は繋がってる。

このことを普段よりも一層強く感じました。

 

 

 

 

 

 

Twitterを見ていると放送後に色んなNEWSファンの方の平和へ向けての思いや感想などを目にすることが出来ました。

1つの番組を見て平和や戦争に対して幅広い年齢層の方がこんなに色んな思いをはせている、NEWSや成亮に対する感想だけではなくて、番組趣旨に対してきちんと感想や意見を述べている、ものすごく影響を与えた番組だなと思いました。

『平和について考えるきっかけ』ってみんなの心の中のどこかにあるんですが、話題のテーマとしては何かのきっかけがないと普段話をすることがありません。

ニュース番組で扱われることもありますが、いきなり誰かと話をするのが難しいと思います。

そのテーマについて色んな感想や意見を見れて、番組趣旨や目的が伝わっているのではないかと思いました。

なので、歌部分以外の内容もしっかりと見てもらえたらいいなと思っています。

 

 

 

 

 

加藤シゲアキさん、メインMCという大役を引き受けていただいて本当にありがとうございました。

この番組を企画制作し、メインMCに成亮を抜擢してくださったNHK広島放送局のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

全国放送でさらに多くの方の心に届きますように。

そしてこの平和な日常がずっと続きますように。

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長文となりましたが読んでいただいてありがとうございました。 

*1:取り壊し計画対象となっています

*2:平和記念資料館の近くにある別の建物となります、平和記念資料館とセットで訪れてみてください