ただいま!

グリーンガーネットへの純粋じゃない愛情に深く沈んだまま

『カカオ』を自己解釈+考察してみる

担当(加藤シゲアキ)ソロ曲の中で大好きでたまらない『カカオ』について語ったり、自己解釈みたいなこと出来ればいいなと思って、Twitterで『カカオ』のこと書きたいなぁってぼんやり呟いてはみたんです。

今、ちょっとやることもあって無理かなって思ったんですが、担当ソロ曲では1番好きな曲でほぼ毎日聞いてる曲だし、感情高ぶったら曲聞きながら泣いてしまうってことで(感情関係無しに泣いていた時を考えたら成長してる)、テレビ消して曲流して気合い入れてやってみようと思います。

 

 

 

 

 

※ここからは「カカオ」の歌詞についての自己解釈+考察記事となります。

※表現や言葉をオブラートに包むようなことはしていません、R18表現あります。

※当時のインタビューや本人のコメントを見ていない人間が書いています。

※考えずに書き進んでいるので話が前後したりしているところもあります。

※公式な見解と違う部分が多々ある可能性がありますが、自己解釈のためにご了承下さい。

 

 

 

 

 

背伸びをして書いた女性目線の歌詞ということで、ゴリゴリの女性目線歌詞なんですよね。しかも、これセフレか不倫の歌詞じゃないか、どう考えても純愛の歌詞ではないなって。ワガママな恋人に振り回されてるという考えもありますが、個人的には公に出来ない関係ではないと解釈してます。

 

シチュエーションは男女の夜の逢引。夜とか密室でないと会えない関係(これ以降は公に出来ない関係として書きます)。ベッドの上でコトに及ぶ前から事後と思ってます。

 

個人的にこの歌詞にエロスを感じているのは、出だしの「溶けかけたチョコレート」の歌詞から漂うエロスがすごい!この歌詞はエロい!と言って回りたいくらいの開幕。

(余談ですがAKB48に「口移しのチョコレート」という曲がありまして、これまたエロい歌詞(こっちのがもっと直接的な歌詞)があります)

 

チョコレートの件をもう少し深堀り。

恋愛とチョコレートって連想しやすい人が多いと思うんですが、恋愛ホルモンや幸せホルモン、またの名を脳内麻薬と別名がつく脳内物質「エンドルフィン」。チョコレートを食べるとこの物質が分泌され(さらに有名な「セロトニン」も)、幸せな気持ちが生み出されるそうです。それに加えて「フェニルエチルアミン」がチョコレートに含まれていて、こちらは恋愛感情に欠かせない成分です。

(チョコレートには精神安定作用やリラックス作用もあるそうです)

わざわざタイトルを『カカオ』にしたのは、カカオからチョコレートを作る=恋愛として燃え上がる前に、原材料のまま取ることで欲望に忠実にってことなのかなって勝手に考えてみました。単に『チョコレート』よりも『カカオ』の方が響きがかっこよかったということなのかもしれないんですが。

 

歌詞に戻ると「溶けかけたチョコレート 舐めたら 汚れた口で何を探すの?」のフレーズ。チョコレートが古代では媚薬として使われていたという一説を知っている身からすると、やっぱりこれ今からコトに及ぶ歌詞だな…と。

溶けかけたってわざわざ書いてるくらいなのは、キレイな表現ではなくて【唇と唇の間にあるチョコレート】や【女性が食べてるチョコレートを唇で奪いに行く】ような大人なシチュエーション。もしくは【溶けたチョコレートを指や舌で舐める仕草からのセクシー感】かなと思います。

「汚れた口で何を探すの?」なので、お互いか男性側ではしっかりとチョコレートを食べていたということになります。上にでも書いていたとおり、古代では媚薬として使われていたチョコレートを食べるということは、完全にスイッチが入ってしまってるんですね。

 

そんなシチュエーションの中、「何を探すの?」というところに非常にストーリー性を感じます。大人な雰囲気の中、ここで突然の女性の感情が現れたからです。

この一文だけでは何も分からないのですが、ここの歌詞がこれから後に大切な言葉になっています。ネタバレというか、歌詞を順番に読み解く流れではないので書いてしまいますが(そもそも歌詞知らない人はこの記事見ていないはず)、男性が探しているものと女性が探しているものに違いがあります。

切ないです、とても切ない6文字です。

全編通して男性の気持ちが見えてこないので、男性のことは推測でしかないのですが、男性が探しているものが【快楽への道】であれば、女性が探しているものは【自分に向けれらている気持ち】かと思います。

この歌詞、ずっと【男性から女性への愛撫】だと思っていたんですが、逆で【女性から男性への愛撫】としても解釈出来るんですよね。男性からすると何も考えずにやった行為が女性をドキドキさせることもあります、例えば、銜えている最中に頭を撫でられたりとか、ふとした時に優しい表情になったりとか。身体だけの関係だと割り切っている中、そんなことがあれば抑えていた気持ちも抑えられなくなってしまいます。

ここまでの関係になっておきながら、気持ちの部分を再確認出来ない、そのような関係だから精神的なことは必要がない、でもいつまで抑えることが出来るか…微妙な心理状態を直接的な表現ではなく、分かりずらく表現をするところに2人の関係性の脆さを感じます。

 

「いつもそう 一晩中 あなたは子供みたいで勝手すぎるわ」のところはスイッチの入ってしまった男性が女性と何度も行為に及ぶ、あくまで男性側の欲望が優先されているような流れかと推測されます。

勝手に盛り上がって一晩中付き合ったら、子供みたいに勝手なことをしているの評価になります。

 ですが、「いつもそう」と毎回許してしまう辺りに、精神的に1歩大人なのは女性だなと思いますね。

 

次の「心を弄び 淫らにあざ笑う その顔にはうんざりよ」で一気にストーリーが加速します。

あぁ、やっぱりこの登場人物達は公に出来る関係ではなかった、恋人同士の話ではなかったのだと。

心を弄ばれても、男性のことを女性は本気で好きなんでしょうけど、男性はそれに応えることが出来ない、他に特定の相手がいるといったところでしょうか。

 

さらにサビに来ると、女性側の気持ちがさらに判明します。

「純粋なワガママに 滑り落ちて 独りよがり」と「純粋な欲望に 深く沈み もう戻れない」と似たようで似つかないこの歌詞。

前者は「私が好きでワガママで身体だけの関係にしてもらっていて、その関係に勝手に依存している」の心の依存。

後者は「身体の関係、相性は悪くない、気持ちは無視して身体を重ねている時間だけは幸せ」のどちらかと言えば身体の依存。

と勝手に解釈をしてみました。

違う解釈も考えたんですが、どちらにしても依存というキーワードが入ってきます。

 

この依存というキーワードですが、タイトル『カカオ』と絡めるとチョコレートを食べる間だけでも幸福感を得たい、チョコレート依存症(チョコレート(カカオ)に含まれている成分や、チョコレートを食べた時に脳内で分泌される成分を求めてしまうため)が連想されます。

この不純な関係は長時間一緒にいれない、だからせめて一緒にいれる時間は精一杯幸せでいたい。そのためのアイテムがコンビニで気軽に買えるチョコレートだとすると、ものすごく奥の深い話になってきます。

そのチョコレートを男性にも食べさせているあたりが、この女性のすごいところです。同じように脳内麻薬を男性側にも出させるんですね、きっと。

 

サビの最後には「はぁ こんな正直者でいるのはもう バカみたい」と自分で自分のことが嫌になっています、バカみたいに必死になってこの関係を続ける自分自身のことが嫌になり、自己嫌悪に陥っているような感じがしますが、もう1つの「はぁ こんな正直者でいるのはもう」と歌うところはどうにでもなれと思っている感じがしますね。

この反対ともいえるような表現で挟んでいるところが、女性の感情の揺れ動く様子なんだと思います。

 

そして、「正直者」という表現、非常に担当らしい言葉選びだと思います。

ワガママに素直な自分=正直者、純粋な欲望に正直な自分=正直者とそれぞれの歌詞に使える言葉を選び、

「純粋なワガママに 滑り落ちて 独りよがり」に続く歌詞がはぁ こんな正直者でいるのはもう バカみたい」

「純粋な欲望に 深く沈み もう戻れない」に続く歌詞がはぁ こんな正直者でいるのはもう」

となっているので、女性の揺れ動く感情が伝わって来ます。

 

ただ、最後は「純粋なワガママに 滑り落ちて 独りよがり」になっていますので、女性は心から男性を愛している故に、こんなバカみたいな関係に嫌悪感を示してはいますが、独りよがりな関係でも続けたい、側にいたいんだという気持ちが読み取れます。

 

 

私が好きなあなたとは周りに言えない関係、それでも私はあなたことが好き。

都合の良い女でもいいの、心も身体も弄ばれてもいいの。

でも、…何でもないの、私ってやっぱり身体だけの関係なんだよね…分かってる。

あなたとの関係をこのまま続けても幸せになれない分かってる、けど、側にいれる方法がこれしか分からない、どうしたらいいの?

あなたの側にいるだけで幸せなのに、どこか幸せな気持ちが足りないのは、それは私が独りよがりな思いだからだよね。

自分だけの幸せに欲望に正直でいた結果がこれでバカみたい、こんな関係を捨ててしまえばいいのに…

 

 

が総括になります。

最後まで勝手な自己解釈と考察にお付き合いいただいてありがとうございます。

他ソロ曲も好きなので余裕があれば、また書いてみようと思います。